元厚生労働大臣であり、弊社(健療出版株式会社)より著作を刊行させていただきました坂口力先生(1934年4月1日生)が、2026年8月7日、老衰のため92歳で永眠されました。 葬儀は近親者のみで執り行われたとのことです。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
坂口先生は医師・医学博士として無医地区の医療や、今では当たり前となった「献血」事業の普及にご尽力された後、1972年に衆議院議員として初当選され、通算11期にわたり国政の場で多大な足跡を残されました。 特に初代厚生労働大臣の時代には、ハンセン病問題における控訴断念を当時の小泉首相に進言されるなど、常に国民の命と健康に寄り添う温かい姿勢を貫かれました。
弊社におきましては、これまで『日々挑戦』『さらば米寿』『一路平安』『ようこそ卒寿』『政治家よ、がんばれ』などのご著書のお手伝いをさせていただきました。
私自身、担当者として先生の4冊目の著書『ようこそ卒寿』より関わらせていただきました。
歴史に大きな名を残された坂口先生と出版を通じてご一緒させていただき、その熱意を間近で受け止められましたことは、担当者としてこの上ない光栄であり、感謝の念に堪えません。定年や人生の節目を迎えられた方にぜひ手に取っていただきたい一冊として、深い思い入れを持って接してまいりました。
今年、八王子の大きなホールを貸し切って直接先生の熱量をお伝えできる対面イベントを企画し、坂口先生からもご快諾をいただいておりましたが、それを形にできないまま今日を迎えてしまったことは痛恨の極みでございます。
戦中を生き抜き、医師として、そして政治家として最期まで愚直に筆を執り続けられたお姿には、ただただ敬服するばかりです。先生が毎年一冊の著作に込められた強いメッセージは、これからも多くの読者の心に灯りをともし続けることと信じております。
現在、ご家族のご了承のもとで刊行を目指している6冊目の遺稿につきましても、先生の熱い想いを皆様へしっかりとお届けできるよう、大切に出版準備を進めてまいります。
坂口力先生のこれまでの多大なご功績に深く感謝いたしますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
健療出版株式会社 狩野 雅代








